眼軸長測定装置「トーメイ OA-2000」を導入しました。

当院は、Zeiss IOL Master500 を長年愛用してきました。
今回、新機種導入にあたり、Zeiss IOLMaster 700(世界トップシェア)  vs トーメイ OA-2000(国内トップシェア)を比較した。

以下、小考察。

1. フーリエドメイン方式SS-OCT測定

両機ともSS-OCT方式で眼軸長を測定する。
これは眼底3次元OCT撮影で普及しているSD-OCT方式をさらに進化させたもの。

波長の長い光(約1,055nm)を使用するため、組織への透過性が格段に向上しました。濁りの強い白内障でも高い確率で網膜まで光が届き、測定可能率が大幅にアップしています。

IOL Master500は赤外ダイオードレーザー(780nm)を用いており、熟成白内障は測定が困難で超音波測を使う症例が10%強あった。
しかし、フーリエドメイン方式SS-OCT使うと1~2%となる。

 

2.測定容易さ

両機の測定簡単さを比較すると、 IOL Master500はマニュアル車、IOLMaster700は半オートマ、OA-2000は完全オートマ(←当院、視能訓練士評)。
OA-2000だと自動でアライメントを合わせるので、瞬目多しとか固視困難な症例でも全然いける。
結果、ラーニングカーブが緩いというのが良いな。

画面タッチひとつで機械が勝手に瞳孔を追尾して測定まで終わるため、検査スタッフの熟練度に左右されず、誰が測っても同じ結果が出ます。

3.度数計算の精度向上:「区分屈折率」モデル

今までは、区分屈折率↔Argosという感じだったが、このOA-2000も区分屈折率に対応している!

区分屈折率による眼軸長と従来の等価屈折率ALの差は、平均眼で約 +0.1〜0.3 mm、短眼軸眼では +0.2 mm 超、長眼軸眼ではほぼゼロ〜むしろ短めとなる。

ただし、区分屈折率で測定した眼軸長(=sum-of-segments AL )の対応計算式が内蔵されているかと聞くと。。。→「鋭意、作成中です」
つまり、sum-of-segments ALは入手できるが、それに対応したIOLpowerは道未だしということなんですよね~


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