月: 2023年1月
眼内レンズの入れ替え手術
眼内レンズの度数変更を希望する場合に行う手術。
- 眼内レンズとカプセルの癒着を粘弾性物質ではがす。
- レンズを前房に脱出させる。
- レンズ切断鋏でレンズ分割。
- 分割片を摘出
という手順で、カプセルと角膜内皮に留意すれば、簡単な手技である。
つかう鋏は
参考動画
- Posterior Chamber IOL Exchange at 4 Months for High Ametropic Error – Eyetube
- IOL replacement with pushpull hook
- Cutting scissors Snyder
- グラバー鑷子を使った眼内レンズ交換
術後屈折度にコンシャスな患者さんが増えており、変更希望があれば間を置かず実施するのが良ろし。
2023年の目標(説明編)
「詳しく説明してもらいたい」が、「滞在時間は短く」という人はかなりいる。
一方で「時間がかかっても、詳細に病状説明して欲しい」という人もいる。
ただ、僕が思っている以上に急ぎ人は多く、タイパが訴求されているか?と感じる。
よって、express ムンテラとかexpress会計を、整備する予定です。
2023年の目標(近視治療編)
近視治療で、ミドリンMを使ってる患者さんには、裸眼視力の推移を入力したカードを手渡している。
眼科クリニックの伝承芸である。
本年は、アトロピン点眼・オルソケラトロジーを実施している患者さんに、眼軸長、屈折度の変化グラフをアプリケーションで提示したい。
近視研究の論文では必ず、等価球面度数と眼軸長の変化が提示されているからである。
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当院独自のアプリをネイティブかWebアプリで配布したいと思い、そんな格好いいことが実現できるんかいな~とも想ふ。
2023年の目標(手術編)
挿入レンズのターゲットずれを極小化する
そのためには、リアルタイムでズレ検出し、フィードバックをかける必要がある。
既に、当院では、術後屈折をデーターベース化&グラフ化しているが、
①採用レンズが多岐にわたる。
②全患者さんのデータをとってくる。
ため、集計に長時間かかる。
そこで、ISAMデータベース(MDB)はやめてSqlServerに移植する予定。
本年も、よろしくお願いします。ᕱ⑅ᕱ
☞当院の決定式はBarrett Ⅱ。現在のところ、、
・アイハンス→ほぼねらい目通り。
・クラリオン→0.5~0.8Dくらい近視化。
・NIDEK→ほぼねらい目通り。
NIDEKレンズはやや入れにくいような気がするが意外と優秀。
圧倒的に入れやすいのがクラリオン。