眼内レンズの度数変更を希望する場合に行う手術。
- 眼内レンズとカプセルの癒着を粘弾性物質ではがす。
- レンズを前房に脱出させる。
- レンズ切断鋏でレンズ分割。
- 分割片を摘出
という手順で、カプセルと角膜内皮に留意すれば、簡単な手技である。
つかう鋏は
参考動画
- Posterior Chamber IOL Exchange at 4 Months for High Ametropic Error – Eyetube
- IOL replacement with pushpull hook
- Cutting scissors Snyder
- グラバー鑷子を使った眼内レンズ交換
術後屈折度にコンシャスな患者さんが増えており、変更希望があれば間を置かず実施するのが良ろし。
眼内レンズの交換について教えてください。
先日、右目のみの白内障手術を受けました、50代女性です。
(左は手術予定なし)
左と同じくらいの距離のつもりが、予定よりも近距離に焦点が合ってしまい、
遠くも近くも見えづらいため、眼内レンズの交換手術を受けることに
しました。
先生のブログでは「簡単な手技」「間を置かずに実施」と書かれていましたが、一般的に術後5週間たってからの交換手術はリスクが高いでしょうか。
癒着の具合は事前の検査では分からないものですか。
教えて頂ければ幸いです。
>一般的に術後5週間たってからの交換手術はリスクが高いでしょうか。
リスクは低いと思います。
癒着については、術前散瞳で程度予測し、術中は粘弾物質で容易にはがれるか判断します。
その際にはがれにくいなら無理はしないですが、術後5週間なら癒着を起こしていない確率が高いと思います。
返信ありがとうございます。
安心しました。
無事に再手術できるよう祈るような思いです。
教えて頂き感謝します。