以前に告知していた、オルソケラトロジーのブレスオーコレクトを導入しました。
従来、当院で使用してきたオルソKレンズは、歴史が長く、その分多くの処方テクニックが蓄積されています。一方、フィッティングに職人技的な調整が必要となることがあり、敏感な患者さんの場合にはどうしてもあわないことがあることがありました。
一方、このブレスオーコレクトは
「レンズやわらかいので破損しにくい。日本製の為、日本人の目に合う」
レンズ処方の計算を瞬時に行うプログラムを搭載したタブレット型端末「フィッティングマスター」により、何度もレンズ試着を行うことなく、高い確率でベストなレンズを算出することが可能です。
というのが売り文句であり、職人技や技術知に頼らず処方することができるかもしれない。
今までは、定額制がなかったため、導入をためらっていたが、この度同様に定額制が導入されたので本格的に採用としました。
ただし、一括払い制、定額制ともに若干高価で、交換条件もややきついかな?
オルソKはメニコンというメルスプランというサブスクプランに通じているメーカと組んでいる点、少し有利かもしれない。対して、ブレスオーコレクトの取り扱いは、シード社である。
17歳の子供の近視が不安でこちらのサイトを参考に読ませていただいてます。
現在、プロクリア 1D マルチフォーカス −8D使用
少しでも進行抑制になれば、また花粉症もありオルソーケラトラジーを使用させたく、質問させていただきます。
東レ ブレスオーコレクト −8Dまで対応できると書かれていたのですが、上記のコンタクト使用してる者なら適応なのでしょうか。
また、そちらで扱っている多焦点レンズと子供の利用しているレンズの違いを教えていただけないでしょうか。
現在通院している病院では多焦点レンズをしても意味がないと言われて転院を考えてます。
そちらの医院が近くでしたら良かったのにとの思いながらいつも記事を読ませていただいてます。
お忙しいと思いますが返信をいただけたら幸いです。
宜しくお願い致します。
>東レ ブレスオーコレクト -8Dまで対応できると書かれていたのですが、上記のコンタクト使用してる者なら適応なのでしょうか。
度数的には対応可能です。ただし、オルソレンズ装用は、屈折度以外にも乱視程度、涙の分泌状態、そしてご本人の治療意欲などが関係してきます。
そのため、適応検査を受けていただき、そのうえで適応の可否を決定する必要があるでしょう。
2022/6/2追記 ブレスオーコレクトの公式見解は「効果、効能が確認できてるのが-4Dまでなので、それ以上については医師と慎重に相談して進める必要があります」です!
>また、そちらで扱っている多焦点レンズと子供の利用しているレンズの違いを教えていただけないでしょうか。
近視抑制の効果があるソフトコンタクトレンズは、医学的エビデンスがあるものとしてはデフォーカスレンズとEDoF型のもののみです。このうち、国内販売されているものは、私が知りうる限りシード1dayPureのみです。したがって、プロクリア 1D マルチフォーカスのような一般の老眼用多焦点レンズを使用しても近視抑制効果あるとは考えにくいです。
また、ご質問があればどうぞ!
お忙しい中恐れ入ります。
子どもの近視進行を少しでも抑えたく、ブログを拝読いたしております者です。
3歳児健診より近視を指摘されました7歳の息子がおります。
現在、オートレフで右-5、左-5、75の近視、眼球軸は26、5ミリで、12月上旬からマイオピン0、025%を開始いたしました。
こちらのオルソケラトロジーのレンズ右-6、左-7を試着して3日目になります。
一週間後に最初の検査を控えておりますが、右-2、75、左-3.75のメガネよりも若干見えないぐらいの見え方のようです。
少しでも近視抑制効果があれば続けていきたいと考えておりますが、1~2週間で裸眼で1、0以上見えなければ、近視抑制効果は期待できないのでしょうか?
お忙しい中恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
>1~2週間で裸眼で1、0以上見えなければ、近視抑制効果は期待できないのでしょうか?
裸眼視力そのものよりも、眼軸長と屈折度を定期的にフォローアップすることが肝要だと私は考えています。
裸眼視力は、正しくフィッティングできて、指示通り装用できていれば、改善してきます。
お忙しい中お返事いただき、本当にありがとうございます。
フィッティングにつきましては、処方していただいております先生曰く、若干緩いとのことで、本日4日目になりますが、見え方は昨日と同じ程度のようです。
ようやくたどり着き…まだ始めたばかりですが、マイオピン点眼とオルソケラトロジーの継続によって、少しでも眼球軸の伸びや屈折率の進行が抑えられればと毎日考えております。
お忙しい中ご丁寧にありがとうございました。
今後も拝読させていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。