VivityとPanOptixは棲み分けをする。
Vivity | Panoptix | |
見える範囲の希望 | 中間距離まで | 近方まで |
ハログレの忌避度 | ハログレを嫌う人が対象 | ある程度許容できる人が対象 |
神経質かどうか | 神経質な人でも可 | 神経質な人は不可 |
眼疾患の有無 | 許容度が高い | 眼疾患がある場合は不可 |
●ActiveFocusは既に廃盤であり、Vivityがその上位アップグレードという感じ。
●術後の視力測定時にはオートレフ値ではなく、自覚屈折度を優先する。これは、近視に傾きやすいため。
cf.瞳孔径が小さいと近視化しやすい。
●面白いと感じたのは単焦点よりもBlurred visionが改善するということ。(Blurred Visionは屈折ずれにより生じると説明されていた)
ここら辺にも書いたように、「Farでの焦点深度が深いためか、遠方での度数ずれ許容度が高い」ためだろう。
2023/7/2追記
Alcon Vision Educator で、単焦点、Vivity、Panoptixのsimulation像を見ることができる。よくできており、患者さんの説明用に重宝している。