老眼対策の点眼薬(体験談)

老眼対策のVUITY™ (pilocarpine HCI ophthalmic solution) の記事は、反響が大きかったので、被験者約1名(女性、軽度老眼、正視眼)に、自費診療で体験してもらった。

遠近両用コンタクトの場合にはどうしても遠方視時のWaxyVision(ぼやけた見え方)が気になるということだったので、

  • +0.5Dのコンタクト+1.0%サンピロ
  • +1.0Dのコンタクト+1.0%サンピロ

を比較してもらった。

彼女の感想は、以下の通りです。

★+0.5遠視用レンズ & 1.0%ピロカルピン

(近く)
そこそこ見える。
裸眼でPCモニターやスマホもある程度見える。
小さい字は見えない。

(遠く)
少しぼやけるが問題ないレベル。
運転も問題なし。

(トータル)
遠近両用コンタクトレンズの近くも遠くももやのかかったような感じがなく自然にちかい。
1年前の老眼の進み具合に戻った感じ。

★+1.0遠視用レンズ & 1.0%ピロカルピン

(近く)
くっきりはっきりめちゃくちゃよく見える。
遠近両用コンタクトレンズ(+2.50)よりも断然よく見える。

(遠く)
かなりぼやける。視力としては0.4か0.5くらいの印象。
運転できるけど、やや不安な感じ。遠近両用コンタクトレンズの遠くの見え方よりも劣る。

(トータル)
完全デスクワークで電車通勤ならいいと思う。

+0.5遠視用レンズ & 1.0%ピロカルピン が、具合良いようです。

トライアルご希望の方は、お申し付けください。自費診療扱いとなります。

Comments

  1. ぬっこぬこ says:

    本薬品は老眼への効果として挙げられてますが、瞳孔収縮によるものですから、
    カメラで言えば絞り機能を絞ることによるパンフォーカス効果ですよね。

    これは遠近広範囲のボケが小さくなって疑似的にピントが合って見える効果なので、
    軽度の近視や乱視にも当然効果があると思われます。

    自費で試した結果ですが、
    自分は余り強くない近視と左右が縦と横の別方向の乱視です。
    サンピロ1%でPCモニターの小さい数字が判別できるように改善されますが
    (8603が裸眼では判別難しい)
    余りクローズアップされないのは、効果が小さいからでしょうかね

  2. Koji says:

    >これは遠近広範囲のボケが小さくなって疑似的にピントが合って見える効果なので、
    軽度の近視や乱視にも当然効果があると思われます。

    ご指摘のように縮瞳によるピンホール効果によるものですから、近視や乱視でも見えやすくなるでしょうね。

    追試実験のご報告ありがとうございました!

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