●第一演者は近畿大学眼科教授松本長太先生でした。
これは良い!と思ったのは、「簡易に自分で緑内障チェックできるチャート」である。
上記チャートは、印刷⇒回転を自分でする必要があるが、クアトロチェッカーならディスプレイ上で完結し、さらに簡単。
眼科医会はACと協調して緑内障の啓蒙運動中だが、セルフチェック法として拡散したら?と感じた。
●第二演者は井上眼科医院特別顧問富田剛司先生でした。
緑内障OCTを見るうえで、GCCの上下差を見ることが大切である。
GCC(神経節細胞複合体層)の上下差注目とか、Temporal Raphe Signが前視野緑内障検出に有用、というお題は最近よく聞くトピックである。
緑内障点眼薬の比較
上から順に、キサラタン、トラバタン、タプロス、ルミガン、エイベリス。
ルミガンが一番下がるのは経験的に知ってたが、統計的にもそうなんだなっと。が、PAP(Prostaglandin-associated periorbitopathy)=色素沈着、睫毛異常、DEUS=眼球陥凹も一番キツいんですょね~。
エイベリスは眼圧降下効果はやや弱い?が、「DEUS、PAPは起きにくいんです」が売り文句。
すなわち、作用と副作用は表裏であり、「副作用が一切でないが、効き目は素晴らしい」は成立しない、ってこと。