神戸大学同窓会で、根岸一乃慶応大学教授のお話を聞きました。
保存的治療については、老眼治療の新しい点眼薬 とほゞ同じくでした。
外科的治療は、多焦点眼内レンズ一択とのこと。
※キャプチャー画面の提示は厳禁とのことなので、内容のみ提示します
- 老眼診断に最適な近方視力は0.4ではなく、1.0である。
- 多焦点レンズのtargetは球面誤差±0.25D以内、乱視誤差-0.5D以内
- 眼位異常(特に、内斜視・上下斜視)は術後不満が出やすい。
- ドライアイも不満が出やすいのであらかじめ治療しておく。
- アイハンスは、70歳未満の若年白内障患者では、中間視力、近見視力の回復が得られやすい。→アイハンス採用するなら若い方が良い。
- 術後の不満に直結するのは①術後の霞み、コントラスト感度の低下②遠方視力が出ない③グレハロで、中間視力近見視力は無関係である。
上記4、5は、当院でも要注意かな。