人工網膜の国内初治験について。

「人工網膜」国内初の治験開始、電極チップ使い物の形を判別可能に…難病「網膜色素変性症」の失明患者対象 という記事をみつけたので、調べてみました。

上記記事より引用

阪大の森本 たけし 准教授(眼科学)は「色の判別は難しいが、物の存在が分かるだけでも生活水準は飛躍的に向上する。患者に光を届けるため、実用化を目指したい」

治験は今年から始まり、阪大、愛知医科大、杏林大の3施設で、失明した患者計6人に実施する。

 


「BBCでも似たようなこと言ってたわ」と思って調べると、

米国で開発され英国などの欧州でも導入された「Argus II(アーガス2)」という装置が有名で、一時期CEマーク(欧州での医療機器認可)を取得し臨床応用が進みました。しかし、以下のような課題がありました。

  • 網膜に電極を鋲で直接固定するため、長期運用時の網膜組織へのダメージが懸念された。

  • 採算性やデバイス維持の問題からメーカーが事業を撤退・縮小するケースがあり、持続的なサポートが課題となった。

と、事実上撤退状態にあるらしい。


ロボット手術 みたく、「隣国は、すでに実用化しているんだろうーなー」

  • 中国でも非常にアグレッシブな人工網膜・視覚再生研究が行われています。 中国の研究は「新素材やナノテクを駆使して、いかに解像度を上げて人間の目に近づけるか(あるいは超えるか)」という先端チャレンジに強みがあります。

  • 一方で、日本の大阪大学の取り組みは「長期間安全に体内で動かす医療機器として、いかに確実に患者の元へ届けるか」という実用化・薬事承認のフェーズで世界の一歩先を進んでいると言えます。

う’’~。。。


“One-Year Outcome of 49-Channel Suprachoroidal-Transretinal Stimulation Prosthesis in Patients With Advanced Retinitis Pigmentosa” (Investigative Ophthalmology & Visual Science, 2016)

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