AMOテクニスのOdyssey眼内レンズについて

先日の根岸先生の講演で老眼治療多焦点レンズとしてOdysseyが挙げられていました。
J&Jさんの話では、国内でも有名少数施設で先行使用されているということでしたが、仕様の詳細不明。

ネットで調べたところ、以下のようなことがわかりました。

  • 基本的にはシナジーの進化バージョンらしい。
  • AI設計していて、target errorへの許容度が大きいらしい。
  • 回折格子がとがってなく丸めてありハログレーが少なく、スターバーストはほぼ0%らしい。
  • ループはフロスト加工されているためトリックレンズでも回転しにくい、つまり術後の軸ずれが起こりにくい。

日本では秋口に発売予定で、シナジーより1万円ほどお高いと伺っております。

 


 

ASCRS 2024: George O. Waring IV, MD, shares early results of bilateral implantation with novel IOL technology (ophthalmologytimes.com)

 

 


2024/10/9追記

担当さんの話によると

  1. 回折格子を滑らかにしただけではなく、格子配置、高さがsynergyとは異なる。
  2. ハログレを減らしたためか(?)、近方距離は40cmとなりsynergyの35cmほどには近くが見えないらしい。
  3. これを補うため、synergyのfirst positive戦略を採らず、-0.5程度negativeに合わせる先生もいるとのこと。

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