「詳しく説明してもらいたい」が、「滞在時間は短く」という人はかなりいる。
一方で「時間がかかっても、詳細に病状説明して欲しい」という人もいる。
ただ、僕が思っている以上に急ぎ人は多く、タイパが訴求されているか?と感じる。
よって、express ムンテラとかexpress会計を、整備する予定です。
「詳しく説明してもらいたい」が、「滞在時間は短く」という人はかなりいる。
一方で「時間がかかっても、詳細に病状説明して欲しい」という人もいる。
ただ、僕が思っている以上に急ぎ人は多く、タイパが訴求されているか?と感じる。
よって、express ムンテラとかexpress会計を、整備する予定です。
近視治療で、ミドリンMを使ってる患者さんには、裸眼視力の推移を入力したカードを手渡している。
眼科クリニックの伝承芸である。
本年は、アトロピン点眼・オルソケラトロジーを実施している患者さんに、眼軸長、屈折度の変化グラフをアプリケーションで提示したい。
近視研究の論文では必ず、等価球面度数と眼軸長の変化が提示されているからである。
☟
当院独自のアプリをネイティブかWebアプリで配布したいと思い、そんな格好いいことが実現できるんかいな~とも想ふ。
年初の展望が実現できたかを、振り返る。
アイハンスを積極的に適用した年だった。
・供給不安定のため、年途中では優先希望者にしか挿入できなかった。
・アイハンスは夢のIOLというほどでもなく、加入度数が弱い+微小なハログレが存在することがわかった。
2023年は、患者さんの要望を聞いたうえで、Alconのクラリオン、HOYA発売予定のEDoFレンズの使用&併用を進めていく所存。
・入力をSpeech-To-Textエンジンでリアルタイムに行う。→当初AmiVoice使ったがいまいちで、途中からGoogleVoiceを使った。ある程度成功。
・スタッフの人員余力、患者さんの待ち時間をリアルタイムで把握して配分する。→できず。
・Web上で公開している説明紙を、各人のLINE上に直接配布する。→需要がない(?)のでやらず。LINEに関しては、公式アカウントからの診察申し込みが多く、このSNSの影響力を思い知った。
・老眼治療薬の自費診療と相性がよい。老眼年齢の人はITリテラシーが高いのである。
・高齢患者さんでは、つききりで1時間説明しても不可なことがあった。個人差は大きく、困っている人ほど利用しずらいという印象。。
・オルソケラトロジーのレンズでブレスオーコレクトを選択する人が多くなった。
・日本人に合ったレンズを評価する向きが多いという印象で、導入してよかったと感じる。
・シードピュア1DayピュアEDoFも導入したが、オルソケラトロジーよりは近視抑制効果が薄い印象であった。
当院のクレジットカード業者が仕様変更する由につき、この際キャッシュレス化を模索することにした。
複雑怪奇で、わかりにく~い部分が多々あるので、後学&備忘目的で記す。
決済代行業者に一任すれば、個別契約するより1%近く割高だが、一括処理可。
この1%が美味なのかもで、雨後筍状態である。
STORES | sterapack | Square | Bizクレカ | Sterapack for医院 | EPARK | EPARK for医院 | USEN for医院 | ORCAMO for医院 | |
利用料/月 | 3300 | 3300 | |||||||
VISA料率 | 3.24 | 2.8 | 3.25 | 2.45 | 1.5 | 3.05 | 2.2 | 1.9 | 1.5 |
JCB料率 | 3.74 | 3.74 | 3.95 | 2.45 | 1.9 | 相談 | 相談 | 1.9 | 1.9 |
電子マネ料率 | 1.98 | 3.25 | 3.75 | 3.25 | 相談 | 相談 | 3.24~ | 2.53 | |
QRコード料率 | 3.24 | 3.25 | 3.75 | 3.25 | 相談 | 相談 | 3.24~ | 1.2~ |
医療機関だったら、ORCAMO一択かな。。
参考動画 「医師会(ORCA管理機構)のカード決済サービスがお得」
2022/12/5追記
先週、自分は
と同年代といったが、絵心のある娘が
を描いてくれた。
波平よりは保ってるかな~。
ただ、目の周り、特に下方部位がたるんでくるのは如何ともしがたい。この弛緩してたるむことをsagと英語では表現する。
表題のサギングという分かりにくいカタカナはsaggingが正体です。
「ガッテン」という番組でやっていたので、自分が該当するか調べてほしいという患者さんから御依頼があったので、この疾患について調べてみた。
この文献とかここによると、要するに「加齢に伴い、眼球回りの直筋、斜筋、コラーゲンなどの支持組織が弛緩してたるむ、つまり文字通りsagをきたすことによって、開散麻痺が発生し10△以下の内斜視、上下斜視を起こす」という疾患らしい。「ガッテン」では「眼科医の中でも、1年ほど前に周知されたばかり」とある。
こういう疾患名がついてたことは初めて知った。しかし従前から、ご高齢の方で、「最近両眼で見た場合にのみ物が二重に見える」→「眼球運動障害の可能性があるので、MRIとりましょう」ということは数々あった。もちろん頭蓋内病変が検出されたことはほぼない。
今後は「サギングアイ症候群かもしれないが、念のため頭蓋内病変も否定しておきましょう」と説明する必要があるな。。
「ガッテン」という番組は終了との由だが、このような疾患を取り上げるということ自体ネタ切れ状態だったのかと、苦衷お察し申し上げる。
患者さんに分かりやすい説明をするのは、実に難しい。
当院では、医師が概略を説明し、スタッフがタブレット呈示し、会計でその用紙をお渡し、Web上でも存分に御覧じろとというスタイルだ。
試行錯誤と自分自身の体験から、上記がベストだと信じている。
が、己が信じているからと言って、患者さんがすべからく納得できておるかとゆーと、、その一点において、甚だ疑問である。特に、待ち時間が長いというお叱りの聲あり。
じっくり説明すれば時間はかかるし、短時間処理をめざせば説明はおろそかになる。
その隘路を、かく拓くべく、
辺り、、かな。本年は。
That’s IT!
現在のところ、DIMSレンズ(デフォーカス組み込みレンズ)は、日本国内では承認されていない。しかし、デフォーカス機構とは異なった機序のEDoF型タイプのコンタクトレンズはすでに国内承認されている。
そのEDoF型タイプのコンタクトレンズが眼軸長抑制に働くという論文を紹介する。
論文内容を要約すると、
コントロール群と、デフォーカスコンタクトレンズ装用群、EDoF型コンタクトレンズ装用群を対象に近視の進行程度を調べた。
コンタクトレンズ装用群ではデフォーカスコンタクトレンズ装用群、EDoF型コンタクトレンズ装用群ともに、眼軸長伸長が優位に抑えらえた。
抑制効果は、デフォーカスコンタクトレンズ装用群、EDoF型コンタクトレンズ装用群の間で差がなかった。
実は、EDoF型のコンタクトレンズは、シード1dayPureというものがすでに市販されている。このレンズは、本来は老眼世代に対する遠近両用コンタクトである。
つまり、DIMSレンズ(デフォーカス組み込みレンズ) を個人輸入しなくても、このレンズで十分近視抑制効果が期待できるということである。
すでに、近視治療に熱心な医療機関では採用されているということであるので、当院でも早速導入し、アトロピン点眼、オルソケラトロジーに次ぐ第3の治療法として患者さんにはご説明する予定である。
2021/11/5追加情報:上記のシード1dayPureを利用した前向きのコーホート研究が阪大主導で実施中である。「約100人を対象に単焦点・Low(EDoF)・Mid(EDoF)にて研究を実施している」と聞き及ぶので、かなりはっきりした統計結果が得られるだろう、と期待する。
焦点深度拡張型CLを軽度叉は中等度近視と診断された小学生に処方することにより、当該レンズで近視進行抑制効果がどの程度あるか、また、焦点深度の違いにより近視進行抑制効果に差があるかを検証する
2024/3/18追記
質問があったので、調査の上追記す。
・1Dayピュアイードフ→全網膜で網膜上と網膜手前に焦点を持つ。
・1Dayピュアマルチステージ・ビューサポート→中心部分は網膜上、周辺部分が網膜手前に焦点を持つ。
つまり、両者のデフォーカス機構は全く異なる。