オンライン資格確認に対応しました。

ベンダーには頼まず自力構築したが、とても面倒である。

登録する必要があるサイト

  1. オンライン資格確認・医療情報化支援基金関係医療機関等向けポータルサイト:申請状況の把握。
  2. 医療機関等ONS(ベンダー向けサイト):各種ドキュメントの保管場所。認証アプリが必要でGoogle Authenticatorを採用す。半年アクセスしないとパスワードが失効する。
  3. 電子処方箋(システムベンダ向け) |厚生労働省 (mhlw.go.jp) ← 電子処方箋について追加。

読むべきPDF

  1. 医療機関等向けセットアップ手順書(資格確認端末編):全体の流れはこれ。
  2. オンライン資格確認等システム接続ガイド(IP-VPN 接続方式):IPv6のDNS設定はこれの7頁。
  3. オンライン請求ネットワーク関連システム共通認証局ユーザーマニュアル(Windows ChromiumEdge)+ オンライン請求ネットワーク関連システム共通認証局電子証明書の発行等申請の手引き:証明書関連はこれの前者の5頁と、後者の17頁。証明書ダウンロード時にIPv4の接続を同時存続させると「オンライン請求の電子証明書更新で発行申請サイトが表示出来ない問題」が発生する模様。
  4. ネットワーク接続確認ツール導入・操作手順の2頁
  5. XMLレイアウト(オンライン資格確認)業務コード仕様(オンライン資格確認):取り出したxmlの解釈はこれ。

医療機関等ONS上のpdfは無数で、かつ、乱雑に放置されている。上記のみに絞るがよろし。

参考サイト

  1. オンライン資格確認向けルーター設定方法YAMAHA:IPv6系とIPv4系は分離した。
    IPv6のDNS設定はルータに設定すれば必ず降ってくるわけではなく、「PCのTCP/IPv6の優先DNSサーバーアドレス/代替DNSサーバーアドレスをオンライン資格確認等システム接続ガイド(IP-VPN接続方式)で記載されているDNSサーバーアドレスに設定していただく必要があります」
  2. カルテメーカー.番外編:電子カルテ屋さんのようですが、自力諸氏が参考サイトに挙げてる。非常に実践的。

当院では、既存の保険証OCRシステムと統合した。
ただ、取り出したxmlの仕様書が今一で、サンプルデータもくれない。よって、on the flyで解析するしかなく、それってどうなん?

全般にお役所仕事な印象、つまり「拠らしむべし、知らしむべからず」で、導入者が苦しもうが、それは「国民の責任!」みたいな感じです。

 


2024/11/30追記

オンライン請求ネットワークサポートディスク0120-220-571で問題解決のサポートを受ける事が可能。

眼内レンズの入れ替え手術

眼内レンズの度数変更を希望する場合に行う手術。

  1. 眼内レンズとカプセルの癒着を粘弾性物質ではがす。
  2. レンズを前房に脱出させる。
  3. レンズ切断鋏でレンズ分割。
  4. 分割片を摘出

という手順で、カプセルと角膜内皮に留意すれば、簡単な手技である。

つかう鋏は

参考動画

術後屈折度にコンシャスな患者さんが増えており、変更希望があれば間を置かず実施するのが良ろし。

2023年の目標(説明編)

「詳しく説明してもらいたい」が、「滞在時間は短く」という人はかなりいる。
一方で「時間がかかっても、詳細に病状説明して欲しい」という人もいる。

ただ、僕が思っている以上に急ぎ人は多く、タイパが訴求されているか?と感じる。

よって、express ムンテラとかexpress会計を、整備する予定です。

2023年の目標(近視治療編)

 近視治療で、ミドリンMを使ってる患者さんには、裸眼視力の推移を入力したカードを手渡している。
眼科クリニックの伝承芸である。

 本年は、アトロピン点眼・オルソケラトロジーを実施している患者さんに、眼軸長、屈折度の変化グラフをアプリケーションで提示したい。
近視研究の論文では必ず、等価球面度数と眼軸長の変化が提示されているからである。
 ☟

Myopia control with novel central and peripheral plus contact lenses .. より引用

 当院独自のアプリをネイティブかWebアプリで配布したいと思い、そんな格好いいことが実現できるんかいな~とも想ふ。

2023年の目標(手術編)

挿入レンズのターゲットずれを極小化する
そのためには、リアルタイムでズレ検出し、フィードバックをかける必要がある。

既に、当院では、術後屈折をデーターベース化&グラフ化しているが、
①採用レンズが多岐にわたる。
②全患者さんのデータをとってくる。
ため、集計に長時間かかる。

そこで、ISAMデータベース(MDB)はやめてSqlServerに移植する予定。

AI画伯

本年も、よろしくお願いします。ᕱ⑅ᕱ


☞当院の決定式はBarrett Ⅱ。現在のところ、、
・アイハンス→ほぼねらい目通り。
・クラリオン→0.5~0.8Dくらい近視化。
・NIDEK→ほぼねらい目通り。
NIDEKレンズはやや入れにくいような気がするが意外と優秀。
圧倒的に入れやすいのがクラリオン。

2022年の反省

年初の展望が実現できたかを、振り返る。

手術編

アイハンスを積極的に適用した年だった。
・供給不安定のため、年途中では優先希望者にしか挿入できなかった。
・アイハンスは夢のIOLというほどでもなく、加入度数が弱い+微小なハログレが存在することがわかった。
2023年は、患者さんの要望を聞いたうえで、Alconのクラリオン、HOYA発売予定のEDoFレンズの使用&併用を進めていく所存。

  

説明編

・入力をSpeech-To-Textエンジンでリアルタイムに行う。→当初AmiVoice使ったがいまいちで、途中からGoogleVoiceを使った。ある程度成功。
・スタッフの人員余力、患者さんの待ち時間をリアルタイムで把握して配分する。→できず。
・Web上で公開している説明紙を、各人のLINE上に直接配布する。→需要がない(?)のでやらず。LINEに関しては、公式アカウントからの診察申し込みが多く、このSNSの影響力を思い知った。

リモート診察編

老眼治療薬の自費診療と相性がよい。老眼年齢の人はITリテラシーが高いのである。
・高齢患者さんでは、つききりで1時間説明しても不可なことがあった。個人差は大きく、困っている人ほど利用しずらいという印象。。

近視治療編

・オルソケラトロジーのレンズでブレスオーコレクトを選択する人が多くなった。
・日本人に合ったレンズを評価する向きが多いという印象で、導入してよかったと感じる。
・シードピュア1DayピュアEDoFも導入したが、オルソケラトロジーよりは近視抑制効果が薄い印象であった。

カフェイン代謝物が近視を抑制する

「7-メチルキサンチン(7-methylxanthine)」についての論文[1]です。

711 myopic children from Denmark treated with varying doses of oral 7-MX (0-1200 mg per day) were analysed.
 Children were followed for an average of 3.6 years (range 0.9-9.1 years) 

以前に触れた論文よりも、多人数(77人→711人)長期間(2年→3.6年)の観察になっており、明るい兆し?
作用の機序は、後部強膜の膠原繊維の濃度や径が増すことによるらし[2]


点眼、眼鏡、コンタクト以外に内服薬が加わるのはよきだが、全身への副作用は気になる。
「子供はコーヒー牛乳も飲んだらいけません!」からね。

 7-MX was found to be non-toxic as compared to caffeine and theobromine

代謝産物であるならば、キサンチンを直接摂るより毒性は低いんのかな?

 

ただ、現在の入手価は、50mg=129USD≒1.7万円。1000mg/日なら34万円/日であります。


1.Oral administration of caffeine metabolite 7-methylxanthine is associated with slowed myopia progression in Danish children
2.Myopia, its prevalence, current therapeutic strategy and recent developments: A Review

miLoopハンズオン

先日のmiLoopを模擬眼で使ってみた。

ポイントは

  1. ハイドロをしっかり行う。
  2. 挿入時にはリング先をCCC縁に近づける。
  3. ハンドルを左に回旋させた状態を保ってリングを開く。
  4. リングが完全に開いてから、手前引き気味&揺らし気味にしてハンドルを右回旋させる。

米国ではそこそこ普及しているが、日本では全然ということでした。
そやろな~という感じ。


参考url

分割システム miLOOP.pdf
Hand positioning of ZEISS miLOOP – YouTube

当院のキャッシュレス構想

当院のクレジットカード業者が仕様変更する由につき、この際キャッシュレス化を模索することにした。

複雑怪奇で、わかりにく~い部分が多々あるので、後学&備忘目的で記す。

キャッシュレスは3種類ある。

  1. クレジットカード系:PIN打ち込み。〇〇カードという名称多し。
  2. 電子マネー系:ICチップをNFCで読み取る。○○カという名称多し。
  3. QRコード系:QRコードをリーダーで読み取る。〇〇ペイという名称多し。

    cf.国内キャッシュレス決済マップ

QRコード系のスキャンは2種類ある。

  1. ストアスキャン:店がユーザーのQRコードを読み取る。ユーザーは便利だが、店は負担大。決済代行業者に一任。
  2. ユーザースキャン:ユーザーが店のQRコードを読み取る。ユーザーは不便だが、店は負担小。○○ペイと個別契約。

    cf.ユーザースキャンとストアスキャンの違い

QRコード系の代行業者は乱立している。

決済代行業者に一任すれば、個別契約するより1%近く割高だが、一括処理可。
この1%が美味なのかもで、雨後筍状態である。

STORESsterapackSquareBizクレカSterapack for医院EPARKEPARK for医院USEN for医院ORCAMO for医院
利用料/月33003300
VISA料率3.242.83.252.451.53.052.21.91.5
JCB料率3.743.743.952.451.9相談相談1.91.9
電子マネ料率1.983.253.753.25相談相談3.24~2.53
QRコード料率3.243.253.753.25相談相談3.24~1.2~
各社比較表

医療機関だったら、ORCAMO一択かな。。


参考動画 「医師会(ORCA管理機構)のカード決済サービスがお得

 

2022/12/5追記