「唯一、誰もが認めるエビデンスは戸外活動を2時間以上すること」ということです。
坪田先生は、「屋外で活動する」→「バイオレットライトが目に入る」→「眼軸長伸長を抑制する」という機序を考えておられるようです。
バイオレットライトは下図のような光波長で、屋内のガラス窓のうちにいると浴びることができない。
動物実験ではバイオレットライトによる抑制効果は証明されているらしい。
僕なりに解釈すると、眼は本来外敵から身を守るために進化獲得した組織器官で、屋外で「敵に襲われる可能性がある」と脳が感じていることが、眼軸長維持に有効なのだろう。屋内で安全にスマホやタブレットを見ている生活を続ければ、脳は「敵に襲われる心配はなく、近くを見ることに専念すればよい」と感じて眼軸長の維持をやめるのだと思う。「近視は、子供の生活習慣病」と僕が主張するゆえんでもある。
したがって、単にバイオレットライトを浴び得ればいいという単純な構図でもないような気はするが、坪田先生はJINSと組んで商品化に取り組んでおられるらしい!
それについては、次回以降で御報告する。