第24回兵庫県学科フォーラムでHeads Up Surgeryの講演を聴きました。
顕微鏡をのぞかずに、3Dディスプレイ+3D眼鏡で行う手術です。
第24回兵庫県眼科フォーラム.mp4 41:46~54:33
AlconのNgenuityとZeissのARTEVO 800が有名処だけど、演者の県尼長谷川 麻里子先生はNgenuityを使ってました。
長所は、
・画面の明るさを上げ、低照度でも手術ができるため網膜光障害を低減できる。
・優れた拡大倍率により、詳細な手術画像が得られる。
・色相や彩度の調節により視認性を向上できる。
・画面分割により術前情報を共有できる。
・術者のエルゴノミクスを改善できる。
・教育的指導に有用
硝子体手術屋さんにはメリットが大きいと思う。
画質改善は明らかだ。
一方、白内障手術では、白黒画像にするとCCCや皮質処理がやりやすくなる程度の益。
私の感想
・手術するのに3D眼鏡をかけるのヤだな。
・さりとて、眼鏡なしだと平面的だよな。
・白内障手術的にはウレシみ少ないかな?
次ステップの遠隔ロボット手術もみすえて、各社しのぎを削るの構図。
けど、ローカルでlatency70msは少しラグいんでは?
FPSのネット対戦だと苦しいping値だ。