
眼内レンズの度数変更を希望する場合に行う手術。
という手順で、カプセルと角膜内皮に留意すれば、簡単な手技である。
つかう鋏は

参考動画
術後屈折度にコンシャスな患者さんが増えており、変更希望があれば間を置かず実施するのが良ろし。
「詳しく説明してもらいたい」が、「滞在時間は短く」という人はかなりいる。
一方で「時間がかかっても、詳細に病状説明して欲しい」という人もいる。
ただ、僕が思っている以上に急ぎ人は多く、タイパが訴求されているか?と感じる。
よって、express ムンテラとかexpress会計を、整備する予定です。
近視治療で、ミドリンMを使ってる患者さんには、裸眼視力の推移を入力したカードを手渡している。
眼科クリニックの伝承芸である。
本年は、アトロピン点眼・オルソケラトロジーを実施している患者さんに、眼軸長、屈折度の変化グラフをアプリケーションで提示したい。
近視研究の論文では必ず、等価球面度数と眼軸長の変化が提示されているからである。
☟

当院独自のアプリをネイティブかWebアプリで配布したいと思い、そんな格好いいことが実現できるんかいな~とも想ふ。
挿入レンズのターゲットずれを極小化する
そのためには、リアルタイムでズレ検出し、フィードバックをかける必要がある。
既に、当院では、術後屈折をデーターベース化&グラフ化しているが、
①採用レンズが多岐にわたる。
②全患者さんのデータをとってくる。
ため、集計に長時間かかる。
そこで、ISAMデータベース(MDB)はやめてSqlServerに移植する予定。
本年も、よろしくお願いします。ᕱ⑅ᕱ
☞当院の決定式はBarrett Ⅱ。現在のところ、、
・アイハンス→ほぼねらい目通り。
・クラリオン→0.5~0.8Dくらい近視化。
・NIDEK→ほぼねらい目通り。
NIDEKレンズはやや入れにくいような気がするが意外と優秀。
圧倒的に入れやすいのがクラリオン。
年初の展望が実現できたかを、振り返る。
アイハンスを積極的に適用した年だった。
・供給不安定のため、年途中では優先希望者にしか挿入できなかった。
・アイハンスは夢のIOLというほどでもなく、加入度数が弱い+微小なハログレが存在することがわかった。
2023年は、患者さんの要望を聞いたうえで、Alconのクラリオン、HOYA発売予定のEDoFレンズの使用&併用を進めていく所存。
・入力をSpeech-To-Textエンジンでリアルタイムに行う。→当初AmiVoice使ったがいまいちで、途中からGoogleVoiceを使った。ある程度成功。
・スタッフの人員余力、患者さんの待ち時間をリアルタイムで把握して配分する。→できず。
・Web上で公開している説明紙を、各人のLINE上に直接配布する。→需要がない(?)のでやらず。LINEに関しては、公式アカウントからの診察申し込みが多く、このSNSの影響力を思い知った。
・老眼治療薬の自費診療と相性がよい。老眼年齢の人はITリテラシーが高いのである。
・高齢患者さんでは、つききりで1時間説明しても不可なことがあった。個人差は大きく、困っている人ほど利用しずらいという印象。。
・オルソケラトロジーのレンズでブレスオーコレクトを選択する人が多くなった。
・日本人に合ったレンズを評価する向きが多いという印象で、導入してよかったと感じる。
・シードピュア1DayピュアEDoFも導入したが、オルソケラトロジーよりは近視抑制効果が薄い印象であった。
「7-メチルキサンチン(7-methylxanthine)」についての論文[1]です。
711 myopic children from Denmark treated with varying doses of oral 7-MX (0-1200 mg per day) were analysed.
Children were followed for an average of 3.6 years (range 0.9-9.1 years)
以前に触れた論文よりも、多人数(77人→711人)長期間(2年→3.6年)の観察になっており、明るい兆し?
作用の機序は、後部強膜の膠原繊維の濃度や径が増すことによるらし[2]。
点眼、眼鏡、コンタクト以外に内服薬が加わるのはよきだが、全身への副作用は気になる。
「子供はコーヒー牛乳も飲んだらいけません!」からね。
7-MX was found to be non-toxic as compared to caffeine and theobromine
代謝産物であるならば、キサンチンを直接摂るより毒性は低いんのかな?
ただ、現在の入手価は、50mg=129USD≒1.7万円。1000mg/日なら34万円/日であります。
1.Oral administration of caffeine metabolite 7-methylxanthine is associated with slowed myopia progression in Danish children
2.Myopia, its prevalence, current therapeutic strategy and recent developments: A Review
先日のmiLoopを模擬眼で使ってみた。

ポイントは
米国ではそこそこ普及しているが、日本では全然ということでした。
そやろな~という感じ。
参考url
分割システム miLOOP.pdf
Hand positioning of ZEISS miLOOP – YouTube
当院のクレジットカード業者が仕様変更する由につき、この際キャッシュレス化を模索することにした。
複雑怪奇で、わかりにく~い部分が多々あるので、後学&備忘目的で記す。
決済代行業者に一任すれば、個別契約するより1%近く割高だが、一括処理可。
この1%が美味なのかもで、雨後筍状態である。
| STORES | sterapack | Square | Bizクレカ | Sterapack for医院 | EPARK | EPARK for医院 | USEN for医院 | ORCAMO for医院 | |
| 利用料/月 | 3300 | 3300 | |||||||
| VISA料率 | 3.24 | 2.8 | 3.25 | 2.45 | 1.5 | 3.05 | 2.2 | 1.9 | 1.5 |
| JCB料率 | 3.74 | 3.74 | 3.95 | 2.45 | 1.9 | 相談 | 相談 | 1.9 | 1.9 |
| 電子マネ料率 | 1.98 | 3.25 | 3.75 | 3.25 | 相談 | 相談 | 3.24~ | 2.53 | |
| QRコード料率 | 3.24 | 3.25 | 3.75 | 3.25 | 相談 | 相談 | 3.24~ | 1.2~ |
医療機関だったら、ORCAMO一択かな。。
参考動画 「医師会(ORCA管理機構)のカード決済サービスがお得」
2022/12/5追記
Intensityの最新情報@リッツカールトン大阪を聴いてきました。

-1次、-2次の今まで捨て置かれてた球面収差を利用することにより、3焦点+2焦点=5焦点を実現している。
そのため、光ロスが従来型レンズよりも40%少なく、93.5%の光透過率をもつ。


レンズ中央部は中間距離になっている点は、他社レンズが中央を遠方に設定している点と異なる。
ただし、瞳孔径の大きさに応じて、power配分が大きく変わる+上記の収差回収により、なだらかなdefocus曲線を獲得している。

「近見視力が他社レンズより劣る」と、えの眼科クリニック絵野亜矢子先生は提示されていましたが、ツカザキ病院野口三太郎先生によると「両眼挿入の場合には、近見における眼鏡装用率も大幅に改善する」
【感想】