アレルギー治療薬を含んだコンタクトレンズについて

J&Jから アレルケア という名称のコンタクトレンズが今秋発売される。このコンタクトレンズはHEMA素材にケトフェチン、つまり、ザジテンを浸透させている。この発表文書を読む限りにおいては、日本で世界に先駆けて承認されたようであるが、日本語での情報はまだない。

コンタクトレンズをしている患者さんで、アレルギー症状を訴える人は非常に多く、「使用していてレンズが曇る」「一日もたない」「目が充血する」という人は実に多い。

従来、そういう人に対しては、抗アレルギー剤の点眼薬を処方してきたが、このレンズを処方すれば、点眼不要となるかもしれない。

そして、ザジテンを浸透させたdrug delivery lensが承認されるなら、緑内障治療薬をコンタクトレンズに浸透させたレンズも承認されるかもしれない。そうなれば、緑内障治療も根本的に変革されるであろう。

スギ花粉の舌下アレルゲン免疫療法

当院では、舌下投与によるスギ花粉のアレルゲン免疫療法[1]を開始する予定です。

要は、「体内に少しずつスギ花粉エキスを取り込んで、体を馴れさせよう」ということ。

ただし注意点があって

  1. 3年間、毎日続ける必要がある。→3ケ月でも効果があるともいわれてる。
  2. 治療開始できるのは、スギ花粉が飛んでいない6月から12月の間のみ→2月~4月は以外なら可能ともいわれてる。

上記で「いわれている」というのは「巷間いわれている」だけであって、公式見解ではありません。

まずは、院長自身が人柱実験し、このブログ上でご報告させていただきます。

[1].アレルゲン免疫療法 – Wikipedia