第68回神戸眼科臨床懇話会を受講しました(レンティスコンフォート関連)
- 2021.11.21
- 白内障
ほぼ2年ぶりの実会場での勉強会でしたが、受講者はまばらだった。
演題は、稲村眼科クリニック 稲村幹夫先生による、「最近の単焦点・多焦点レンズ選びと私の経験」
稲村先生も息の長い先生である。白内障サージャンは、昔の名前で出てる人が多い。手術方法の根幹部はあまり変わっていないからだろう。
レンティスコンフォートに関する話題が主で、
遠方・近方をしっかり見たい人にはコンフォートは難しい。中間距離が大事なひとにはいい。
コンフォートを片眼に適応したうえで、不満があるような場合には、対眼には、単焦点眼内レンズか、アイハンスを挿入する。
トーリックコンフォートは軸ずれを起こすことがある。横設置が縦になる90度ずれが発生することがある。テンションリングを入れるとずれにくくなるかもしれない。
前回の絶賛講演とは違って、一歩引いた印象を受けた次第である。
講演中でよく引用されていたAMO社のアイハンスや、シナジーについては、次回述べる予定。
-
前の記事
近視の鍼灸治療について 2021.11.14
-
次の記事
AMOテクニスのシナジー眼内レンズについて 2021.11.28