Koji

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「専門分野から見たアイハンスの臨床評価」を受講しました。

硝子体術者として慶応大学の國方彦志先生、緑内障術者として島根医大の谷戸正樹先生のご講演。 単焦点レンズと比べて、遠見視力、コントラスト感度特性に差はないが、-1.5D当たりの中間視力が優れている。ハログレのアンケート調査でも差はない。 という予定調和な内容でした。 アイハンスは、トーリックレンズに力を入れているようであり、 「フロスト加工ので回転しにくい」とのことです。当院でも、-1.5D以上の乱 […]

多焦点レンズ記事のおまとめ

最近、多焦点レンズを希望される方が、若干増加してきた印象である。皆さん、よく勉強しておられ、当ブログも読み込んでおられる。 ただ、何分の散文集につき、所在が分かりづらい指摘もあり、おまとめしてみた。 ・多焦点レンズ一覧 当院で取り扱っている多焦点レンズの比較 ・各種レンズの記事 PanOptixとSynergyの比較 PanOptixとVivityの比較 Synergyについて Synergyの目 […]

パキコロイド疾患の診断と治療-up to date-@兵庫県眼科医会臨時総会2024-2-17を聴講しました。

最近黄斑関連でよく名前をきく神戸大学三木明子先生のご講演でした。 パキコロイドの定義問題 パキコロイドは本来は『pchychoroid=pachy(厚い)+choroid(脈絡膜)から日本語では「脈絡膜が分厚い症候群」』だったが現在は、脈絡膜肥厚よりもPachyVesselsの拡張(脈絡膜拡張血管)を重視することになったらしい、です。 CSCの分類 Simple型:下記のComplex以外Comp […]

LASIK後の眼内レンズ度数算定式

過去LASIKを受けた患者さんに白内障手術を行う場合、通常の眼内レンズ算定式は適用できない。 LASIK施行症例ではIOL度数計算が難しく、通常の角膜屈折力及び度数計算式を用いると、術後に遠視化する。屈折矯正術後のPEA+IOL挿入術後に遠視化する要因はいくつかあるが、主にIOL挿入術前の角膜屈折値の評価誤差と、前房深度予測誤差の二つによる。 当院でもそのような症例が増加傾向にあるので、LASIK […]

実践フィラー注入テクニックを読みました。

前回のジュビダーム講習で、岩城佳津美先生著「実践フィラー注入テクニック」を勧められたので読みました。 講習で実習したMDコードの各部位の動画は以下の通り。 Ck1は克誠堂出版社サイトの動画96 Ck4は該当なし。 Ck3は克誠堂出版社サイトの動画92 NLは克誠堂出版社サイトの動画93・動画97 ↑ただ、講習内容とは、やや異なるような気もするMDコード以外に、ガルデルマ社のTrueLiftメソッド […]

ジュビダームの実践講習を受けました。

眼周囲の窪み・クマは形成外科とか美容外科じゃなくって眼科医自身がやるべき、と思って受講しました。顔面の血管走行、MDコードに基づく注入手技を、マネキンを使った講義形式で2時間半ほど。 「SNS上で詳細を提示してはいけない」につき、受講感想のみを書きます。 『眼科手術では「はっきりみえる環境下」で手技操作を行う』が、基本中の基本だが、ジュビダーム注入はblindの操作が多い点、難しい。 指導者側、受 […]

2024年の新年ご挨拶

2023年目標の振り返り 2023年の目標(説明編)→「express ムンテラとexpress会計」は実現できた。 2023年の目標(手術編)→「データベースをSqlServerに移行してターゲーット屈折度の違いを短時間で計算できるようにする」は実現。 2023年の目標(近視治療編)→「眼軸長、屈折度の変化グラフをアプリケーションで提示」は未達。 昨年は、人力作業をPCに移行させるべく藻掻いたた […]

ジクアスLX3.0%発売記念を聴講しました。

参天製薬の記念講演だったのですが「ジクアスとムコスタの使い分け」が聴けるというので参加。 前半は以前にもこのブログで紹介した京都府立医大横井教授と埼玉医大石川聖先生のお話でした。 BUP分類は6種類だったが「横井先生が追加し現在8種類となっており、これらはドライアイ専門家でも鑑別できない」ん~?いうことで、簡便にBUP判別するBUT法を紹介されました。 BUT 0秒 0~3秒 3秒~ BUP Sp […]

ドライアイの点眼治療コスト

ドライアイ点眼薬の新薬は高い。点眼薬コストを列挙する。 単品の場合 点眼薬 先発品薬価 後発品薬価 先発品の3割負担 後発品の3割負担 0.1%ヒアレイン 272.4 104.6 81.72 31.38 0.1%フルメトロン 173 89.5 51.9 26.85 ジクアス 529.7 187 158.91 56.1 ジクアスLX 1060 なし 318 n/a ムコスタ 3046.4 460.5 […]

ドライアイのTFOT(Tear Film Oriented Therapy)

前回、「涙液層破壊パターンをAI判定し治療提示してほしい」と書きました。早急には無理っぽいので、人力判定による治療選択について調査しました。 上図のどの層が障害されているのかをBreak Up パターン(BUP)から判定し、適切な治療選択を行う必要がある。そこで「ドライアイ診療の新時代 (MB OCULISTA(オクリスタ) (2023年11月号(No.128)」に準拠し、即戦仕様のまとめ表を作成 […]

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