第68回神戸眼科臨床懇話会を受講しました(レンティスコンフォート関連)

ほぼ2年ぶりの実会場での勉強会でしたが、受講者はまばらだった。

演題は、稲村眼科クリニック 稲村幹夫先生による、「最近の単焦点・多焦点レンズ選びと私の経験」

稲村先生も息の長い先生である。白内障サージャンは、昔の名前で出てる人が多い。手術方法の根幹部はあまり変わっていないからだろう。

レンティスコンフォートに関する話題が主で、

遠方・近方をしっかり見たい人にはコンフォートは難しい。中間距離が大事なひとにはいい。

コンフォートを片眼に適応したうえで、不満があるような場合には、対眼には、単焦点眼内レンズか、アイハンスを挿入する。

トーリックコンフォートは軸ずれを起こすことがある。横設置が縦になる90度ずれが発生することがある。テンションリングを入れるとずれにくくなるかもしれない。

前回の絶賛講演とは違って、一歩引いた印象を受けた次第である。


講演中でよく引用されていたAMO社のアイハンスや、シナジーについては、次回述べる予定。