スマホ急性内斜視について

スマホによる急性内斜視を起こしている患者さんが増えてます。

当院で患者さんにお渡ししている説明用紙を示します。

【スマホ急性内斜視とは】
一方の視線が鼻側に寄る「内斜視」のうち、生後6ヵ月以降に突然発症するものを急性内斜視と呼びます。近年若者を中心に「急性内斜視」が増えています。内斜視は、眼球を内側に向ける「内直筋」と外側に向ける「外直筋」が関係しています。
近くを見る時は、内直筋が縮んで眼球を内に寄せる「寄り目」の状態で焦点を合わせます。
急性内斜視になると、内直筋が縮んだままになり、遠くを見ても寄り目が戻らなくなり、両目の視線が一致しなくなり、物が二重に見えるようになります。片目を隠すと 1 つに見えるが、物の遠近感や立体感がつかみにくくなります。
【症状】
・両眼で見た時に物が二重に見える(複視)
・寄り目になる。
【原因】
スマートフォン(スマホ)の使い過ぎです。10~20代に多く、スマホの連続使用時間が長い為と言われています。スマホはパソコンよりも目に近い位置で画面を見るため、長時間凝視すると内直筋が収縮したままになりやすいです。
【治療】
スマホの使用を控えて、近くを見るのをやめて、目を休ませます。それでも改善しない場合は、像を移動させることのできるプリズムレンズの眼鏡で複視を矯正します。どうしても治らない場合は、手術で内直筋の位置を変えることもあります。
【注意点】
日常生活の改善が必要です。スマホを見ないようにしましょう。どうしてもスマホを見るときは、画面を目から30cm以上離します。使用中も10分に1回は、3~4メートル離れたところを見て、長時間連続でスマホの画面を見ないようにしましょう。ベッドやソファで寝ながらスマホを見ていると、画面が目に近づきますので注意しましょう

スマホは、近視を進めるし、内斜視を誘発するしで、眼にとっての「ジャンクフード」

完全に接触しないことは不可能だろうが、「敬して遠ざけるべき」存在なことは間違いない。

マイノリティリポートみたいなが (・∀・)イイ!! かも..